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理科総合Aでは、中学校理科の1分野をより詳しく学びます。科学の分類で言うと化学(Chemistry)と物理(Physics)と呼ばれる分野で、科学(Science)の中では最も科学らしい分野といえます。
そのうち、物理は2年生で改めて[物理Ⅰ]として独立して学ぶので、1年では原則として、化学の分野を重点的に学びます。(それぞれの項目で関連のある部分を学ぶという形をとります。)
理科(科学)を学校で学ぶのは、単に科学で得られた知識を覚えるのが目的ではありません。それらを学ぶことによって科学的な考え方、判断力を身に付けるためです。したがって授業もそれを最終的な目標として進みます。
「身の回りの様々な物質はそもそも何でできているの?」「どういう風にできているの?」という誰しも知りたい疑問を科学という手段で解き明かし、その知識を活用とする分野です。
かって化学だけが「物質を創り出すことができる」と言われた時代もありました。科学の中でも研究者の最も多い分野で日本化学会は会員数4万人を越える日本でも最大の学会です。(私も会員です。)
物質の成り立ちがわかれば、その知識を応用して私たちの暮らしをより良いものにできるでしょう。
高校で学ぶ化学は、この人類がこの「物質は何でできているの?」という疑問を解決してきた道筋を学ぶことで、将来の生活や仕事の中で、科学的な考え方や見方を身に付けてもらおうとしています。
そのため、できるだけ先人の科学者達が行った実験を体験しながら、化学の楽しさを学んで欲しいと思います。
なお、本校では化学Ⅰを学習しないため、化学Ⅰの内容で重要なもの、生活で必要な知識については理科総合Aの範囲を超えて指導するものもあります。
私の授業では、中学校ではしない実験、使わない薬品を使った実験も試してもらおうと思っています。それらには扱い方を間違うと大変危険なものもあります。皆さんが指導者の指示をきちんと守れないと判断すると実験はなくなります。
化学の授業は実験があってのものだと思っています。それを実現できるかできないかは、もっぱら皆さんの姿勢によります。忘れないでね。
ノートは左ページに授業の内容、左ページに予習と復習を書きます。
授業で重要と思われる内容は、スクリーンで表示される内容、黒板への記載、そしてなによりも先生の話の中から大事なことと思われることを必ず記録しておくこと。基本的にノートのための時間はとりませんので、要領よく記録していくこと。
予習・復習内容を書いておくこと。