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脂質(油脂)とは化学的には、高級脂肪酸とグリセリンのエステルである。化学的には、高級脂肪酸とグリセリンのエステルである。なお、有機化学では、高級とは炭素数が多いという意味である。
高級脂肪酸とグリセリンのエステルで脂肪酸内に二重結合の多いものは融点が低く液体になりやすい。--融点が低い=低い温度でも溶けて液体になりやすい。
ステアリン酸:炭素数が18の脂肪酸で二重結合を持たない。
オレイン酸:2重結合をひとつだけ持つ、同じく炭素数18個の脂肪酸
リノール酸:2重結合をふたつ持つ、炭素数18個の脂肪酸で必須脂肪酸である。
DHA:ドコサヘキサエン酸(炭素数22個で2重結合を6個持つ)
22(ドコサ)個の炭素、6(ヘキサ)個の二重結合をもつDHA(ドコサヘキサエン酸)や、20(エンコサ)個の炭素5(ペンタ)個の二重結合をもつEPA(エンコサペンタエン酸)は低温でも液体の油脂で、魚などに多く含まれている。
EPA:エンコサペンタエン酸
(炭素数20個で二重結合を5個持つ)
カルボキシル基と水酸基が、脱水して結合した物質。ポリエステル樹脂はエステル結合(縮合重合)によって結びついたもの。
油脂を水酸化ナトリウムと反応させると石鹸(脂肪酸ナトリウム)とグリセレンに分解される。
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