化学変化(物質の変化)(前のページ) ← | →(次のページ)イオン化傾向
元々は物質が酸素と結びつく反応を酸化、その逆を還元と言っていたが、化学ではいくつかの定義を使い分ける。
酸化反応が起きるときは、必ず同時に還元反応が起きている。そのため、この反応全体は、酸化還元反応といい。酸化反応、還元反応とは言わない。
そのため、酸化されるものにとって相手の物質は還元される酸化剤であり、同じように還元される物質にとって、相手の物質は酸化される還元剤である。そのため
電子を失いやすい金属は電子を失って(酸化されて)陽イオンとなる。その電子の失いやすさに差があり、失いやすさを「イオン化傾向」という。すなわち、イオン化傾向の大きな金属は酸化されやすい。
イオン化傾向 大←→小
カリウム・ナトリウム・マグネシウム・アルミニウム・鉄・(水素)・銅・銀・金
水と接触すると激しく反応する。
沸騰水中で水と反応する。
化学変化(前のページ) ← | →(次のページ)イオン化傾向